別れ


 足が治れば、長かった松葉杖生活も終了です。苦楽を共にした松葉杖と別れるのは複雑な気分ですが、ここは素直に喜びましょう。
1.自力で歩く
・松葉杖を2本から1本にしてよい許可が出た場合

 許可の際に、「体重の何%までかけてよい」ということを、医者から言われると思います。そのようなことを言われなかった場合、自分から聞いてみましょう。大体50%と言われるのが標準だと思います。

 松葉杖1本での歩き方は二通りあります。どちらの方法もそれほど難しくありませんので、簡単な解説のみを記します。

・方法1(正松葉杖)
 1.怪我をした足(以下怪我足と略)と逆の側に松葉杖を持つ。
 2.怪我足と松葉杖を前に出す。
 3.松葉杖に体重を乗せるようにして、怪我をしてない足を前に踏み出す。
 4.以下繰り返し。
・方法2(逆松葉杖)
 1.怪我足の側に松葉杖を持つ。
 2.怪我足と松葉杖を前に出す。
 3.松葉杖と怪我足に体重を分散してかけ、反対側の足を前に踏み出す。
 4.以下繰り返し。

 それでは、方法1と2ではどちらの方が良いのか?という話になります。
 安全性では1の正松葉杖に軍配が上がります。理由は、もし松葉杖が滑った場合に、1だと両足に体重が分散してかかる可能性が高いのに対して、2の場合は怪我足に全体重がかかる恐れがあるからです。
 しかし、松葉杖が滑ることはまれであるため(滑る前に気付くことがほとんど)、転ぶ危険性もほとんどありません。従って、どちらでも使いやすい方で構わないと思います。歩き易さは同じくらいだとは思いますが、自分で試してみることをおすすめします。
 但し、両方の方法を使い分けるのはやめた方がよいと思います。歩き方がごちゃまぜになって、両方の方法が混ざった歩き方をすると、怪我足に全体重がかかる可能性があるのです。

 その後、松葉杖を使わなくていい許可が出た場合。足の筋力はある程度戻っているため少々大変かもしれませんが、歩く事は難しくないはずです。

・松葉杖を2本から0本にしてよい許可が出た場合

 いきなり松葉杖を没収です。この場合、怪我足の筋力はかなり衰えていますので、いきなり歩くのは難儀するでしょう。
 1〜2日位は、松葉杖で補助しながら体重をかける訓練をします。その後は、自力で歩いて下さい。大変ですが、自分の足で歩く事によって筋力が戻ってきます。


2.リハビリ
 筋力が戻っていないのも問題ですが、それ以上に問題なのが関節です。特に、足首周りを怪我していた場合には、足首は全然動かなくなっています。

 病院でのリハビリもありますが、自分でも行えば効果的です。入浴時/入浴後などの、暖まっている時がよいでしょう。行う内容は担当医に確認して下さい。

 実行する時には、ゆっくりと力をかけるような感じで。ずっと動いていなかったところに急激に力をかけると、痛めてしまう危険性があります。

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